2009年 01月 24日
床の間 |
床の間の使用木材表です。
この時は7種類の木を使い分けてみました。
楓や栗などの硬くて反り易い種類も含まれていたので大工さんは相当気を
使ったようです。
物件は地方でしたが、現地では入手が困難な材種もあり、東京の材木屋さんで
購入・製材して現地まで搬送しています。
床の間は対外的な見せ場として、掛け軸や器などの鑑賞するための空間です。
そのためお客さんの好みや地位、地域性などが反映されるためデザイン構成が
非常に難しい箇所になります。
モダン(「草」のようなもの)な床の間は敬遠されることは多いですし、
床柱などに極端にコストをかける傾向もあります。
お客さんの人柄が表現される空間です。
by wakuwakuo
| 2009-01-24 18:58
| 岡山N邸